協力型ゲーム「シズカナモリ」リリース

2015-11-13

2015年11月12日(木)、私は生まれて初めて自分で作ったゲーム「シズカナモリ」を手にしました。宅配便のおじさんによって、段ボール17箱が事務所に運び込まれてから2分後の出来事でした。

詳しいルールは別ページに書いてあるのでそちらをご覧いただくことにして、ここには私の想いを1つ書いてみようと思います。

このゲームは、私が「ゲームはかせ」として市内の公民館やイベント会場を回ったときの経験をもとに着想して作りました。2015年6月にゲーム制作の決意とテストプレイの様子を書いていますから、約5ヶ月かけた計算になります。

ゲームが面白いかどうかは実際に手に取ってくださった皆さんの判断に委ねますが、少なくとも今ゲームイベントサークルタカラバコで子どもたちと一緒に遊んでいる従来の世界のカードゲーム・ボードゲームとは異なる意味を持つゲームには仕上げたつもりです。そうでなければワザワザ私が作る必要がないからです。

今回は、このシズカナモリというカードゲームについて、3つの側面から書きます。

シズカナモリ箱上面

■協力型ゲームであること。

対戦して勝敗を決めるゲームではなく、その場にいる全員がチームになってミッションクリアを目指すゲームにしました。しかも、初心者でもチップをたくさん使えばクリアできるように設定し、そこから徐々に使うチップを減らすことによって高得点を目指す(個人として成長する・チームとして成熟する)ことが可能です。

タカラバコのナゾ解きをする前にチームワークを確認する手段としても使えますし、家族や友達・恋人どうしでも楽しく遊べます。ゲームの性質上たくさんの声が飛び交ったりはしませんが、笑顔で論理的思考を学べるようにしました。

■相手のことを考えるゲームであること。

このゲームでは自分のカードが見えません。ですから、仲間から教えてもらう必要があります。それは同時に、自分が仲間にカードの種類や数を教えてあげる必要があるということでもあります。自分は何が知りたいのか、相手は何を知りたがっているのか、それを考える訓練をすることは日常生活にも大いに役立ちます。親が子によく言う「自分がされて嫌なことは相手にもしちゃダメ!」というやつです。自分が教えてほしいことを仲間に教えてあげて、ともにゴールを目指すのです。

■1~5までの数字しか使わず、小さい子でもできるゲームであること。

これは決して悪口ではありませんが、子どもたちと接していると「学年のわりに幼いなあ」という印象を受けることが多いです。普通ゲームには対象年齢が明記してありますが、そこに書いてあるよりも2~3歳上でないと楽しく遊べない子が多いような気がします。シズカナモリはルールがシンプルで、カードに書いてある数字も1~5まで、出てくる生き物はリス・サル・ウサギ・フクロウ・クマ・アリの6種類ですから、正真正銘6歳で十分遊ぶことができます。

実は、私は今このゲームの第2弾である「カガクノモリ」制作に着手しており、おおよそ折り返し地点にまで到達しました。早ければ年内に完成のご報告ができる見込みです。自分でもいささかあわてすぎのような気もしますが、無理にブレーキを踏むよりは自分の内側から出てくるアイディアやパワーに逆らわないことに決めました。

「買ってください!」とは言わないので、写真だけでも見ていただければ、願わくばこの文章だけでも読んでいただければ幸いです。

ゲームデザイナー なかしまゆういち(ゲームはかせ)
↑★これが1番言いたかったことです(^^)★

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【シズカナモリ ルールなど詳細】

http://takarabako-game.com/game/shizukanamori

こちらから購入していただけます。よろしくお願いいたします。

【ネットショップタカラバコ-シズカナモリ-】

http://takarabako.base.ec/items/2179373