今回は、私が作ったアナログゲーム「シズカナモリ」についてです。
インターネットの発達により、私たちはたくさんの人の意見に触れるようになり、たくさんのものの見方があるということを、今まで以上にリアルに感じられるようになりました。
ところが、多くの子どもたちは言うまでもなく、一部の大人に至るまで、
【自分と他人とでは見えているものが異なる】
という事実をきちんと理解していない人たちがいます。理解しているつもりでも、それを行動に反映させることができないでいる人たちが大勢います。
世の中のお母さんは、
『自分がされて嫌なことは相手にもしちゃダメッ!』
とよく言いますが、それの一歩進んだ形で、「自分がされて嫌なことでも相手は喜ぶことがあるし、自分がされたいことでも相手は嫌がるかもしれない。」
ということです。
私は、自分自身でカードゲームを作るにあたり、ここに着目しました。
【自分と他人とでは知っている情報が異なる】
この状況を作り出したかったのです。
そして、トランプのババ抜きのように自分だけが知っていることを相手に隠すのではなく、自分の手札は自分から見えない方が、人生の大切な部分を再現できるような気がしました。
そうやってできたゲーム「シズカナモリ」をプレイすると、最初は相手にイライラするかもしれません。
『あいつ、なんで早くリスの1を出さないんだよ!』
と怒るかもしれません。
しかし、3秒もしないうちに気づきます。
『あ、そっか。あいつはあれがリスの1だって見えてないんだ!』
そしてさらに2秒以内に行動できるでしょう。
『このチップを使って教えてあげよう!』
この合計5秒を、何度も何度も繰り返します。
教室で問題集とにらめっこではなく、遊びの中でワクワクドキドキとともに。
このカードゲームを遊んだ子どもたちが将来、
【ヒールを履いた彼女を長距離歩かせないデート上手な男性に】
【長子を上手に立てて下の子に甘くなりすぎない知的な母親に】
【お客さんの意図をくんでそれ以上の作品を仕上げるクリエイターに】
【患者さんの立場に立った素敵な医療関係者に】
【車椅子マークの駐車スペースを使わない普通の人間に】
なってくれることを切に願っています。
【オリジナル協力型カードゲーム「シズカナモリ」】は、こちらから購入できます。
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■3月18日(土)米丸公民館9:30~11:00(受付開始9:00)
■4月1日(土)西南部公民館9:30~11:00(受付開始9:00)
■4月8日(土)大徳公民館9:30~11:00(受付開始9:00)
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